風の気持ちのいい夜は、ふらっと深夜ドライブに出かけたくなる。
昨夜も丹沢湖まで行って、小田原〜西湘バイパス経由で、
神奈川県をぐるり一回りしてきた。
深夜なので、夜景以外の見所はなくて、
特に何をするわけでもないのだけど、ただ車を走らせてるだけで楽しく、
だいぶ遠くに来たなという感覚だけで結構満足してしまう。
そして、たまにだけど、
道路上で野生動物にお目にかかれるというおまけもある。
今日は丹沢湖で、鹿のつがいに出会った。
暗い道をゆっくりと様子を見ながら走っていたので、
出会った時に、相手をあまり驚かせずに済んだようだ。
そのせいか向こうも特に逃げもせず、道ばたでこちらを伺っていた。
車から3メートルくらいの所だったので、ずいぶん近くに感じた。
箱根で猪のつがいが道路を横切るのに遭遇した事もあった。
車だからよかったけど、生身で出会ったらどつかれたりするのだろうか(^-^;)
こんな出来事があったりするので、
夜の峠を少しやんちゃに走ってみたいという気持ちもあるのだが、
思わぬ出会いを楽しみにしてしまう所もあって、
後ろに車の居ない時には、ついついのんびり走ってしまう。
急に横切る動物もいるので、出会い頭に轢いてしまわないように。
富士山のふもとを走る国道135138号線では悲しい事にたぬきが轢かれている事が多い。
R135138は直線も多いし走りやすいので、皆スピードが出ている。
たぬきの個体数も多いようで、エサを求めて麓に出て行く時に轢かれてしまうのだ。
交通量が多くて、全体にスピードが出ている状況では、
道路に飛び出した動物をよける為に急に止まったり、
ハンドルを切ったりすると反って危険な事もあるので、轢かれてしまう事が多い。
しかし、人間本意で考えればしかたない状況でも、
本当は、彼らの生活圏に入り込んでいるのは自分達だったりするのではないだろうか・・。
山岳地帯を車で快適に走れる道路は、彼らの生活圏を貫いていたりするのだよなぁと、ぼんやり思ったりする。
沖縄のヤンバルクイナも彼らの生活圏に出来た道路上で、
ずいぶんと轢かれて死んでしまったり、繁殖の為の移動を妨げられて個体数が減ったという話も聞いた。
あちこち走っていると、山岳地帯でも道路状況は昔に比べてずいぶん良くなっている気がする。
どの程度、道路特定財源で作られたり、整備されているのだろうか?
その地域で生活している人には必要で、
また訪れる人々にも便利な道路ならば、それは有り難いけれど、
道路を通すという事は、環境破壊とも表裏一体なので、
本当に必要なのかは充分に吟味する必要があるのだろう。
多少の不便があったとしても、環境とのバランスを考えて、
時には便利さを諦める事も必要かもしれない。
公共投資でただ誰れかの仕事を作るためだけの、
一定の人の利益を確保するためだけの道路は、間違っても作ってほしくない。
けれど悲しい事に、そういう道路もあるのが現実だ。
今日からまたガソリンの、ぜんぜん暫定になってない暫定税率が復活する。
・・延長10年。
「地球温暖化の問題に立ち向かうためにガソリン消費を抑えなければなりません。」などと、
必要性を訴えたガソリン税の上乗せ分で、またどれだけ道路を作る気なのだろうなぁ。
本当に必要な道路に使われるだけならまだしも、いらない道路にもきっと使われちゃうんだろうな。
そのあたりを充分に吟味してから、また一般財源化を決めてから、
必要なら復活させるんでもよかったんではないかと思う。
今のままでは、潤沢な財源の元で、結局無駄遣いが横行するだけのような気がする。
まぁ、無駄にドライブしている私にはあまり人の事は言えないのだけど。
せめても、燃費走行に心がけよう。
本日の燃費は以下。
走行距離:167.4km
給油量 :8.98L (レギュラー:126円/L)
燃費 :18.64km/L
昨夜は主要国道でもいつもより車が少なく、
マイペースでゆっくり走ったせいか、燃費の記録が伸びたナァ(^^)v
※帰り道、レギュラー160円になってるのを沢山見かけてびっくり。
でも、数カ所126円の所があったので、とりあえず満タンに。
環4沿いの朝比奈の入り口付近だけど、もう変わっちゃったかなぁ。
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